生姜本来の香りを訪ねて【高知県吾川郡いの町】

4月1日から販売している<クラフトジンジャーエール>もうお試しいただけましたか?

前回の記事では、クラフトジンジャーエール商品開発中のお話をお届けしました。

 

ジンジャーエールはなんといっても「生姜」とスパイスの風味・喉ごしを楽しむドリンク。

それでは、<クラフトジンジャーエール>に使用している、ジンジャーシロップの製造工場に行ってみましょう。

 

工場に訪れたのは3月中旬、高知県吾川郡いの町。

あいにくのお天気の日でしたが、うぐいすとカエルの声が春の訪れを感じさせます。

 

うずたかく積まれたたくさんのボックスが私たちをお出迎え。

なんとこのボックスにはすべて、生姜が入っています!

 

収穫されたたくさんの生姜が、温湿度の保たれた大きな倉庫に保管されていました。

 

生姜の旬は11月ごろ。

植え付けは早いところで3月中旬〜5月初旬とのことで、お伺いした際には、生姜畑は白いビニールシートに覆われていました。

 

こちらは土壌殺菌中。

生姜は非常にデリケートで、栽培が難しいのだそう。

一度生姜の病気が出た畑は、その畑だけでなく、そこから地下水脈でつながっている畑ですら二度と栽培ができなくなってしまうほど、管理がシビアなのだそうです。

 

そのため、生姜栽培には、長年培ってきた技術や知識と、土地への理解、それを基にした研究や、時には勘も必要。

それらを活かしてまずは丈夫な種芋を選定するところから始まり、すみずみまで心を配って栽培、収穫をする時もなんと手作業で行います。

強引に引っ張るだけでも折れてしまうため、機械での掘り起こしもできません。

 

 

そうして大切に育てられた生姜は、カラフルなボックスいっぱいに収穫されるそうです。

 

 

さて、ここからは加工工場へ。 

この日の作業はもう終わり、お掃除中の工場を見学させてもらいました。

右側に見えているのが、生姜を細かくすりつぶす機械。

収穫した生姜を洗浄し、スライスしたものを、さらに細かくすりつぶす時に使います。

 

機械の内部を特別に見せてもらいました。

このぎざぎざの刃の部分が上下に合わさり、高速で回転し、刃の間に生姜が挟まると、だんだんすりつぶされていきます。

まるで石臼のようですね。

上下の間隔や回転の加減などで、粗さも自由自在に変えられるのだそう。

ジンジャーシロップに使用されているすりおろし生姜は、飲むときの口当たりを考え、生姜の繊維が残らないように細かく細かくすりつぶしています。

 

一方、こちらはスライスした生姜を乾燥させる機械。

手前にあるバットにスライスした生姜を並べ、機械の中で乾燥させていきます。

 

乾燥された生姜がこちら。

この乾燥生姜を細かく細かく挽くと、生姜パウダーに。

ジンジャーシロップ用の生姜パウダーは、より辛みを立たせるために、パウダー状になったものをさらにもう一度挽いています。

 

クラフトジンジャエールのジンジャーシロップには、この2種類の生姜──すりおろし生姜と生姜パウダーが使用されています。

すりおろし生姜で、生姜の香りの良さや風味を、生姜パウダーで、生姜のピリリとした独特の辛みを引き出しています。

 

 

<クラフトジンジャエール>には、高知県で栽培収穫された生姜を使用しています。

現在は生姜チューブなどで、とても便利に生姜を口にすることができますが、生の生姜は格別の味わい。

 

 

国産の生姜は、白い果肉で、とても香り高いのが特徴です。

すりおろすと生姜の香りがみずみずしく立ち上がります。

 

そうした新鮮な風味をできるだけ維持するように貯蔵し、熟練の技術で加工することで、生姜に秘められた本来の美味しさを活かしたオリジナルジンジャーエールができました。

いつもより少しだけ、生姜に注目してみると、新たな生姜の魅力を見つけられるかもしれませんね。

 

  

<クラフトジンジャーエール>

販売価格:M¥580 / L¥680(税込)

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