ひとくち食べた瞬間にふわっと香る、桜の香り。

ふわふわの生地からも、ぎゅっと詰まったクリームからも、ほんのりと桜の香りが漂います。

ケーキの下に敷いた桜の葉が、ロールケーキを「桜餅」のように見せていますね。

 

 

こちらは、5年ぶりに復刻した＜桜もちロールケーキ＞。

長らく春の定番となっていたこの桜のロールケーキは、販売していない間も、お客様のお声を多くいただいていた商品でした。

 

2024年の販売では「桜のロールケーキ」から「桜もちロールケーキ」へリネーム。

これはロールケーキを「桜餅」に見立てる楽しさを、商品名にも取り込もうという試みです。

それでは、そんな＜桜もちロールケーキ＞の「桜餅」らしさの秘密を、探していきましょう！

 

 

ロールケーキの中で、もっとも桜の味わいを感じるのは、生地の内側にぎゅっと巻かれた桜クリーム。

ほんのり桜色をしていますね。

こちらには、通常のクリームの中に「桜あん」を練り込み、「桜の葉」を細かく刻んで入れています。

（桜クリームの中の黒い点が、桜の葉です）

 

「桜あん」は、白餡がベース。

小倉あんよりもややあっさりした味わいの白餡は、桜の風味を生かすのにはぴったり。

そしてそこに、さらに「桜の葉」を入れることで、 よりしっかりと桜の風味を感じられるようにしています。

「桜餅」の餡の風味が、ロールケーキのクリームに隠されているんですね。

 

 

 

ちなみに、ケーキ中央に入っているのは、白かのこ豆。

白餡ベースの桜あんの風味に合わせて、白餡の原料である「大手亡（おおてぼう）」という白いいんげん豆を使っています。

桜クリームと調和のとれた味わいながらも、食感のアクセントを楽しめます。

 

 

そして、桜クリームの中央を波のように走る食材も気になりますね。

フォークで切りやすいけれども、食べてみるともっちりとした食感。

これは求肥（ぎゅうひ）です。

 

求肥というと、あんみつに乗っている、柔らかくて甘い、砂糖をまとったお餅をよく見かけるのではないでしょうか。

このロールケーキに使用しているのは、そういった丸いかたちの求肥ではなく、シート状に伸ばしたもの。

平たい求肥を桜クリームといっしょに巻き込んでしまうことで、求肥とクリームが広い面でぴったりと合わさります。

そうすると、桜餅の餅米のようなもっちり食感を、ロールケーキの中で楽しむことができるようになるのです。

 

 

 

お店で提供している＜桜もちロールケーキ＞には、ケーキの下に桜の葉、上にホイップクリームと桜の花が乗っています。

桜の葉の上に乗っていることで、ロールケーキの気分も桜餅。

そしてちょこんと飾った桜の花は、ロールケーキをより春らしく、可愛らしく仕上げます。

 

 

よく見かけるこれら桜の食材ですが、実は普段私たちがお花見をする桜とは違う品種であるのをご存知ですか？

街中でよく見かけるのはソメイヨシノという品種の桜。

それに対して食用の桜の花は、花びらの多い八重桜を咲かせる関山（かんざん）という品種。

桜の葉は、産毛の少ない葉をもつ大島桜という品種の若葉です。

これらの収穫は繊細な作業になってしまうため、現在でも、ひとつひとつ、手作業で摘み取るのだそう。

 

 

 

人気の＜桜もちロールケーキ＞の秘密、すべて明かしてしまいました。

この記事を読んだあとにケーキを食べると、より桜餅を感じられるかも……？

ぜひ nana's green tea 各店舗 にて、＜桜もちロールケーキ＞をお楽しみください。

また、今年は公式オンラインストアでの販売もございます。

＜桜もちロールケーキ＞をもっともっと思う存分味わいたい！　という方は、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。

 

 

 

  

【nana’s sakura strawberry】

桜もちロールケーキ ¥780（税込）

桜ストロベリーパフェ ¥1,350（税込）

桜ストロベリー白玉ラテ（HOT/ICED） M¥750 L¥850（税込）

販売期間：2024年2月15日～3月27日