ナナズのお店探検①ルミネ北千住店
東京都足立区にある「ルミネ北千住」。
JR・東京メトロ・つくばエクスプレス「北千住駅」直結の商業施設「ルミネ北千住」の8Fレストランフロアに「nana's green tea ルミネ北千住店」は位置しています。
ルミネ北千住店は2009年にオープン。
以来15年にわたって、皆さまのお出かけやお仕事帰りなどに、スイーツやお食事をご提供しています。
nana's green teaは、全店舗で内装デザインが異なることが特徴(ぜひこちらの記事も読んでみてくださいね)。
ということで、今回は「nana's green tea ルミネ北千住店」をのぞいてみましょう!
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ルミネ北千住 8Fは、フロアの半分が本屋さん、もう半分にレストランが並んでいるフロア。
本屋さんを背にして向かって右の通路を進むと、左手にnana's green teaが見えてきます。
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店内に竹のような間仕切りがあり、少し変わった席の配置ですね。
通路に面した席と……
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仕切りの内側の席があります。
これは2パターンの客席を作ることで、お客様の心情に寄り添ったおもてなし空間を作ろう、という考えからデザインされているんですよ。
通路側の席でちょっとお茶を楽しんだり、内側の席でじっくりとおしゃべりの時間を楽しんだり……。
お店に訪れる際の気分に合わせて、好きな雰囲気のお席を選べるのが、ルミネ北千住店の良いところです。
客席の奥に並んでいるのは「源氏物語」をテーマにしたアートワーク。
ひとつのデザインが、源氏物語の1帖を表しており、四季の色ごとに分けられた全52帖のシリーズになっています。
これは季節に合わせて、年に4回、掛け替えているんですよ(上の写真は秋のアートワークです)。
nana's green teaのほとんどの店舗にて使用されていますが、こうしてずらっと一列に並んで掛かっているのは数えるほどしかありません。
ちなみにルミネ北千住店では、この「源氏物語」のアートワークのポストカードも販売しています。
また、座席とテーブルは、すべらかな木材を使用したものが使われています。
お客様にたびたび「可愛い!」と言われている黒い脚の椅子は、仕切りの内側の席にあります。
少し背もたれが低くも感じられますが、座面がゆるやかに窪んでおり、座った時にしっくりとくる座り心地。
お荷物入れもご用意していますので、お買い物の途中にもぜひお立ち寄りください。
ベンチの方には円形の座布団も。
繊維を編んだつくりなので、柔らかく、温かみがあります。
じっくりとお勉強やお仕事をする際にも、腰を落ち着けることができそうです。
そして、nana's green teaのお店の外になりますが、ルミネ北千住には屋上庭園があるのも魅力のひとつ。
北千住の街並みや、遠くに荒川を望む、見晴らしの良いスポットです。
これから暖かくなってきたら、テイクアウトでnana's green teaといっしょに、春の陽気を楽しむのも良いですね。
(屋上庭園は土日のみ開放。利用時間は11~16時。)
nana's green tea ルミネ北千住店のお店探検の最後に、ルミネ北千住店・店長からのコメントをご紹介!
「駅チカにあり、お子様連れやサラリーマンなど幅広いお客様に愛される、開放的で賑わいのあるお店です。
都会のオアシスとしてほっと一息つきたい時や、お仕事帰りにご利用ください。」
ぜひ、nana's green tea ルミネ北千住に、お立ち寄りくださいね。
次回のお店探検もお楽しみに!
どんぶり・うどん店舗
営業時間:11:00~22:00
住所:東京都足立区千住旭町42-2 ルミネ北千住 8F
席数【43席】Wi-Fi【なし】電源【なし】
ドリンク・スイーツ・一部お食事がテイクアウトできます。
ショップブログも更新中! ぜひご覧ください。
● 店舗デザインコンセプト「野点〜北野大茶会、丿貫(へちかん)の茶席〜」
茶の湯を愛した豊臣秀吉。
秀吉が京都の北野天満宮で開いた「北野大茶会」では、茶を趣味とすればどんな身分の者も参加が許されたそうです。
大茶会は、野外で茶の湯をたてる「野点(のだて)」という手法で行われました。
その中で、一番の数寄者(茶道を好む者)に選ばれたのが、丿貫(へちかん)です。
彼のもてなしは、一本の朱塗の傘を立て、葦で垣根をつくるというシンプルなものであり、傘によって落とされた影が、茶席と外との自然な結界をつくりました。
「一客一亭」──客人の一人ひとりを気遣い、その客にあったものてなしをする茶の心のことを言います。
丿貫は北野大茶会で、茶を飲みすぎた秀吉を気遣い、薄い薬茶を持って彼をもてなしました。
nana’s green tea ルミネ北千住店では、屋根のある空間と屋根のない空間を設計し、大きな傘で野に茶席をつくった丿貫のように、いろいろな気持ちで訪れるお客様に対応する、2つのもてなし空間をつくりました。
店舗設計:WORKS * 撮影:宮本啓介
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