ナナズのお店探検⑨ピオレ姫路店

 

前回のお店探検は「キラリナ京王吉祥寺店」でした。

今回バトンをつなぐのは、このお店!

 

 

兵庫県姫路市にある「ピオレ姫路」。

JR「姫路駅」隣接の商業施設「ピオレ姫路1」の3Fに「nana's green tea ピオレ姫路店」は位置しています。

 

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ピオレ姫路店は2013年にオープン。

姫路城下の観光・お買い物の休憩や、仕事帰りに、スイーツやお食事をご提供しています。

 

nana's green teaは、全店舗で内装デザインが異なることが特徴(ぜひこちらの記事も読んでみてくださいね)。

ということで、今回は「nana's green tea ピオレ姫路店」をのぞいてみましょう!

  

 

ピオレ姫路1・3Fは、大きく衣料品店が展開しているフロア。

エスカレーターを上がってすぐのところに、nana's green teaはございます。

  

 

お店を覗くと、室内に大きな屋根が!

この屋根が、ピオレ姫路店の大きな特徴です。

近寄って見てみると……

 

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本物の瓦が使われています。

じつはこの瓦、ピオレ姫路店からほど近い「姫路城」に使われている瓦と同じものを使っているんですよ。

店内に屋根を作る施工も「姫路城」を手掛ける職人さんにお願いして、作り上げていただきました。

 

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瓦ぶきで築かれた最初のお城は、織田信長が築いた「安土城」と一般的には言われています。

しかし、安土城よりも以前に置塩山(おしおやま)に築かれたお城「置塩城(おしおじょう)」の跡地からも、たくさんの瓦が出土しているのだそう。

「置塩城」は豊臣秀吉によって解体され、現在の姫路城に移築されました。

「姫路城」に現存している「との一門」は、置塩城の山門であったという説もあるんですよ。

 

 

ピオレ姫路店のカウンター席からは、じつは「姫路城」が眺められます!

明るいお席ですので、ぜひ晴れた日に、じっくり「姫路城」を見ながらカフェタイムを満喫してみてください。

 

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また、瓦屋根の下のお席も、ちょっとした特別感を味わえます。

グループでのお食事や、ベビーカーのご利用などもできますので、姫路城の瓦の下で、ぜひごゆっくりお過しください。

 

 

 

 

nana's green tea ピオレ姫路店のお店探検の最後に、ピオレ姫路店・店長からのコメントをご紹介!

 

「ピオレ姫路店は観光地でもあり、国内や海外から多くのお客様にご利用頂いています。

観光で来られたお客様ももちろん、地元のお客様からも愛されるお店、来て良かったと思ってもらえるお店になるよう、スタッフ皆で日々明るく元気に営業しています。

とても活気あるお店ですので、姫路に来られた際はぜひお立ち寄りください。」

 

ぜひ、nana's green tea ピオレ姫路店に、お立ち寄りくださいね。

次回のお店探検もお楽しみに!

 

 

  

 <nana's green tea ピオレ姫路店

どんぶり・出汁茶漬け店舗

営業時間:10:00 ~ 20:00

住所:兵庫県姫路市駅前町188番1 ピオレ姫路1 3F

席数【68席】Wi-Fi【×】電源【×】

ドリンク・スイーツがテイクアウトできます。

ショップブログも更新中! ぜひご覧ください。

 

  

● 店舗デザインコンセプト「瓦」

赤松政則は、京都生まれ、京都育ちで当時では名の知れた一級の文化人。

足利義政に仕え、茶の湯の村田珠光、能楽の音阿弥、絵画の狩野正信などとともに、銀閣寺に代表される東山文化を完成させた人物です。

後に赤松政則は播磨国の守護として入国し、姫路に置塩城を築造。

置塩城は現在は姫路城内に移築され、大手門として広く知られています。

1467年に始まった応仁の乱で京都の町が焼野原になると、多くの貴族や僧たちが政則を頼って播磨に逃れてきたものと思われ、置塩城の頂上付近からは、茶の湯に使われたと見られる備前焼が多数出土し、茶室や能舞台まであったと伝えられています。

置塩城からは多くの瓦が出土していることから、置塩城には瓦が使われていた可能性があり、これが実証されれば、「城郭に最初に瓦を用いたのは織田信長の安土城である」という説が覆ることになります。

nana’s green tea ピオレ姫路店では、姫路城の瓦と同じものを使い、同じ職人の方に施工をお願いしました。

日本建築にとってなくてはならない存在であり、茶室建築や露地にも用いられてきた「瓦」という素材を使うことで、日本的で、心を休められる、かつてない新しい茶室のあり方を提案しています。

店舗設計:KAMITOPEN * 撮影:宮本啓介

 

 

 

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