春のはじめの優しい味わい。「玉露紅茶」ってどんなお茶?【nana’s seasonal tea】
季節を楽しむ期間限定のお茶。
3月〜は<ジャスミン香る玉露紅茶>の販売を開始しています。
<ジャスミン香る玉露紅茶>、不思議なネーミングですよね。
「玉露」なのに「紅茶」?
「ジャスミン」の香りがするの?
そんな疑問にひとつずつ、お答えします。
まず「玉露紅茶」について。
こちらは「玉露」と「紅茶」ではなく、「玉露紅茶」でひとつの言葉です。
それでは「玉露紅茶」とは、一体どんな茶葉でしょうか。
「玉露」とは、通常は日本茶の茶葉の種類のこと。
新芽が出るころのチャノキに覆いを被せて、日光を遮った状態で葉っぱを育て、その葉を製茶したお茶のことを指します。
緑が濃く柔らかく育った一番茶の芽を摘み取ったあと、乾燥させながら丁寧に揉みほぐすことによって、より一層、新鮮かつ濃厚な風味を感じられるお茶に仕上がります。
nana's green teaの商品では、初夏に季節限定で販売していた<玉露フローズン>などで使用していました。
(2024年の季節限定商品<玉露フローズン> ※現在は販売していません)
「玉露紅茶」は、この「玉露」用の生茶葉を使用しています。
それでは「紅茶」は……? というと、実はこの「玉露」用の生茶葉を、紅茶と同じ製法で茶葉に仕立てているんです。
「紅茶」は、茶葉を完全に酸化発酵させたのち、乾燥させたものを指します。
どのような製法かというと、まず収穫した生茶葉を温風に晒し、水分を抜いて萎れさせます。
その後、揉みながら茶葉の組織を壊していくことで、酸化発酵を促します。
十分に揉み終わったら、適切に管理しながら茶葉を寝かせ、さらに酸化発酵を進めます。
この葉を乾燥させて、茶葉として仕上げていきます。
「玉露紅茶」では「玉露」用の生茶葉を、上記のように、「紅茶」の工程で茶葉にしました。
通常「緑茶(玉露)」の茶葉は、発酵させずに製茶します。
それを「紅茶」の製法で発酵させることで、「玉露紅茶」の独特の味わいを作りだしました。
……じつは「緑茶」と「紅茶」は同じ植物(チャノキ)の芽から作られているのをご存知でしたか?
製茶工程での発酵具合で、お茶の味わいは七変化します。
茶葉の種類と製法については、こちらの記事をご覧いただくと、もっと詳しくお読みいただけます。
そして、最後に「ジャスミン」が登場!
上記のように作られた「玉露紅茶」の茶葉と、ジャスミン・オレンジピール・オレンジフラワー・ローズレッドなどをブレンドし、<ジャスミン香る玉露紅茶>ができあがりました。
爽やかなジャスミンの香りがうまくたつように、渋みの少ない「玉露紅茶」の風味がよく味わえるように、何度も試作をして、現在のブレンドになっているんですよ。
ご提供された瞬間に、ジャスミン本来の優しい香りがふんわりと香ります。
この香りと味わいを逃さないように、お席にお届けされたらすぐに、湯呑にお茶を注ぎ切ってくださいね。
nana's green teaでは、360KYUSUで提供する日本茶・紅茶へのお湯の継ぎ足しができます。
二煎目、三煎目になると、ジャスミンの香りがだんだん和らぎますが、「玉露紅茶」の味わいを楽しむことができますので、ぜひその変化もお楽しみください。
<ジャスミン香る玉露紅茶>は、なくなり次第販売終了です。
春先の不安定な季節にも、ジャスミンの香りと玉露紅茶の味わいでほっとひと息。
華やかでゆったりしたティータイムをお過ごしください。
ジャスミン香る玉露紅茶 ¥500(税込)
販売期間:2025年3月1日~
※HOTのみ
※なくなり次第終了
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